46年前の『ミラーマン』の切貼り

電子出版の打診があったコミカライズの案件を思い出し、切貼り修正をしていた。
『ウルトラ兄弟物語』よりさらに古い原稿で、デビュー作*でこれをきっかけに絵柄を変えようとしたキッカケの作品で、やたら切貼り箇所が多く時間がかかってしまった。

大阪在住の頃、私が山上たつひこ**師匠のアシスタントをしていた時に習った切貼りのテクニックが裏目に出てしまった。
それは原稿の下に新しい原稿を重ね、同時にカッターで切り抜き、下の切り抜いたパーツを原稿の裏からセロハンテープで張り込むといったもの。

貼り終わってから原稿面を爪で平らにするようにこすると(当時はトーンを擦る道具なんてなかった***)ペン入れしてもにじむこともなく、デビュー後もずっと使っていた。
しかし経年のイタミ(糊部が分離)が20年もすると写植とペーパーセメントの相性と同じくボロボロと剥がれが出てくる。
出版社も双葉社変わり再版のお話があった時、写植の貼り直しと切貼りの修正に大変な時間を取られてしまったのを思い出す。絵の修正も含め5巻分を3ヶ月に分け発行だったので、毎月修正分を送っていた事を思い出す・・・(^_^;)。
当時メンディングテープやドラフティングテープなんか
があればこういうこともなかったなぁ、とつくづく思う。

いまのデジタル時代ではそんな苦労もなくなったがその反面、昔の手描き生原稿の頃の懐かしさと実在感の良さがあったなぁ、とつくづく思う・・・(^_^;)。

Facebookでコメントを頂いた鳥類イラストレーター籔内正幸さんのご子息、竜太さん(薮内正幸美術館)も遺稿の修正には同様に苦労されているようです・・・(^_^;)。

また、デビューの橋渡しをして下さった当時『小学一年生』(小学館)のデスクだった上野 明雄( 野上暁)さん、その時はまだお会いする事がなかった、クレジットにもある脚本を担当して頂いたシナリオライターの田口成光さんには大変お世話になりました・・・(^o^)!!

⬇右が実質上のデビュー作となった『ミラーマン』(’72『小学三年生』8月号)のトビラ。

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⬇10年後に描いた『アンドロメロス』(小学一年生)の原稿もこの通り。写植もボロボロと剥がれてしまっている。

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*本来『闇夜の牙』(’72『中2コース』9月号付録)という作品でデビューのはずだった。その下絵を編集部のチェックに受けに行った帰り、イラストレーターの山屋魔秀美さんのところで、『怪獣図解入門 』(小学館)のお手伝いをしていた時に知り合った担当、「小一」編集部のデスク上野 明雄さんに会いに行った。これが小学館との繋がりのキッカケとなる。

**アシスタント期間’71春〜翌年夏、約1年半https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8A%E3%81%9F%E3%81%A4%E3%81%B2%E3%81%93

***それどころか、その数年前に発売された頃のスクリーントーンの印刷は裏の粘着面にされており、いまのように削る事すら出来なかった。


※このコラムは数日前にFacebookでアップした内容に手を加え再編集したものです。


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